惨劇は悲劇、惨劇が喜劇。

祭囃しの笛の音が響く。
デイブレイクにはパフォーマンスが届かないため、俺のひぐらし熱はここで一休みを強いられる。
まあそれもアリさ。そうだそうさ。
余韻を楽しむのだって必要だろ?


祭囃しの太鼓が響く。
雛見沢の災厄が、今ここにその終焉を見せる。
皆殺しの惨劇を目の当たりにしてから数ヵ月。
それはひぐらし初の…真のハッピーエンド。
そこには惨劇なんてない。
あったのは、幾つもの悲劇と幾つもの喜劇。


祭囃しは鳴りやまぬ。
いつまでもいつまでも、鳴りやむことはあるまいよ。


……祭囃し編終了。凄いなぁ、「ひぐらしのなく頃に」……
そんな事をしみじみ思っている。